2014年2月18日火曜日

Arch Linux インストール (デスクトップ環境・日本語化編) | X, GNOME, GUI環境, 日本語フォント, 日本語入力, 日本語環境の設定

インストール関連記事
インストール関連記事はArch Linuxインストールのページにまとめてあります。それぞれ好みのインストールモードに合わせて参照してください。

ユーザーの作成など
ユーザー設定。"username"は適宜変更。
# useradd -m -g users -G wheel -s /bin/bash "username"
# passwd "username"

visudoをして、%wheel ALL=(ALL) ALLのコメントアウトを解除する。
# visudo

...
## Uncomment to allow members of group wheel to execute any command
%wheel ALL=(ALL) ALL ←先頭の#を削除する。
...


sudoのあとに続けるコマンドのタブ補完を、有効にする。これがないと、sudoの後に打つコマンドがタブ補完されない。~/.bashrcに以下を記入。
$ vim ~/.bashrc

complete -cf sudo ←適当な行に追加。

時刻合わせの設定をする。設定の方法はArch Linuxで時刻同期 | NTP, systemd-timesyncdを参照する。


GUI環境のインストール
X環境のインストール
X window systemのサーバー関係のパッケージなどをまとめてインストールする。
# pacman -S xorg-server xorg-server-utils xorg-xinit xorg-xclock xterm


ビデオドライバをインストールする前に、以下のコマンドでビデオカードを確認する。
# lspci | grep VGA


intelであれば、xf86-video-intelビデオドライバのインストール。
# pacman -S xf86-video-intel


さらに、 VA-APIが使えるのであれば、libva-intel-driverをインストールする。
# pacman -S libva-intel-driver


とりあえず、startxでXが起動したら、XのインストールはOK。xtermのウィンドウが3つほど、起動する。
startx


xtermが起動したら、xterm上で作業する。

GNOME環境のインストール
gnomeとgnome-extraのパッケージをインストールする。
# pacman -S gnome gnome-extra


ディスプレイマネージャ(GDM)を有効にする。ここまで設定して、再起動すればグラフィカルログインされる。ここまでで、デスクトップ環境が整う。英語の環境であればこのままで十分。
# systemctl enable gdm.service
# reboot

このようにデスクトップが表示されれば成功。一部、日本語表示になっているが、日本語を表示させるためには以下の日本語環境の設定を行う必要がある。

日本語環境の設定
yaourtのインストール
日本語環境を作るのに、AURのパッケージが必要になるので、yaourtをインストールしておく。/etc/pacman.confに以下を記入して、pacmanのデータベースを更新。
# vi /etc/pacman.conf

で/etc/pacman.confのファイルを開き、以下をファイルの最後に追加。
[archlinuxfr]
SigLevel = Never
Server = http://repo.archlinux.fr/$arch

追加したら、以下のコマンドを実行。pacmanのデータベースが更新される。
# pacman --sync --refresh yaourt
# pacman -Syu


日本語入力の設定など
キーボードレイアウトの設定。
/etc/X11/xorg.conf.d/10-keyboard.confを作成して以下の設定を記入。キーボードがhhkの場合は以下の通り。再起動で設定が有効になる。
Section "InputClass"
        Identifier "evdev keyboard catchall"
        MatchIsKeyboard "on"
        MatchDevicePath "/dev/input/event*"
        Driver "evdev"
        Option "XkbModel" "hhk"
        Option "XkbLayout" "jp"
EndSection


Option "XkbModel"の部分は使っているキーボードによって異なる。"hhk"の部分は、/usr/share/X11/xkb/rules/base.lstファイルに何を指定したらよいか書いてあるので、lessコマンドで参照する。例えば、Generic 104-key PCの場合は、pc104である。Option "XkbOptions"でCapsキーとCtrlキーを入れ替える設定も指定できる。自分の好みのキーボードの設定にカスタマイズする。

*2014/11/23追記
/etc/X11/xorg.conf.d/10-keyboard.confの設定は/usr/share/X11/xorg.conf.d/10-evdev.confに書いたほうが良い気がする。X11のバージョンアップでデフォルトの設定ファイルの置き場所が/usr/share/X11/xorg.conf.d/になったためである。設定は、/usr/share/X11/xorg.conf.d/10-evdev.confに、「←ここを追加」の2行を書き足す形になる。
$ sudo vim /usr/share/X11/xorg.conf.d/10-evdev.conf
 
#
# Catch-all evdev loader for udev-based systems
# We don't simply match on any device since that also adds accelerometers
# and other devices that we don't really want to use. The list below
# matches everything but joysticks.
 
Section "InputClass"
        Identifier "evdev pointer catchall"
        MatchIsPointer "on"
        MatchDevicePath "/dev/input/event*"
        Driver "evdev"
EndSection
 
Section "InputClass"
        Identifier "evdev keyboard catchall"
        MatchIsKeyboard "on"
        MatchDevicePath "/dev/input/event*"
        Driver "evdev"
        Option "XkbModel" "hhk" ←ここを追加
        Option "XkbLayout" "jp" ←ここを追加
EndSection
...

詳細はGNOME 3.14でキーボードレイアウトがjpにならない を参照する。
*2014/11/23追記ここまで

日本語入力としてmozcをインストールする。
ibus用はmozcパッケージを指定するだけでよい。GNOMEのデフォルトのインプットメソッドはibusになっているはず。UIMやFcitxなど、他のインプットメソッドを使う場合は、別のmozcパッケージのインストールが必要になっているはず。
$ yaourt -S mozc


以前は、複数のパッケージをインストールしたり、設定を書いたりしてめんどくさかった気がする。今は、mozcパッケージをインストールしてGNOMEの設定をするだけ。実にお手軽。

次にgnome settingの設定。アクティビティからgnome settingsを起動する。Region & LanguageのLanguageから日本語を選択。設定を有効にするため、ログインしなおす。



ログインしなおした後に、ディレクトリ名を変更するか問われるが、英語のままにする。



Input Sourcesの+をクリックして、日本語->日本語(Mozc)を選択。特に、~/.bashrcなどに、export GTK_IM_MODULE=ibusなどの記入は必要ない。



* 2015/01/10追記
GNOME 3.14を使っているとibusによってキーボードレイアウトが上書きされてしまうっぽい。/usr/share/ibus/component/mozc.xmlの<layout>default<⁄layout>の行を<layout>jp<⁄layout>に変更することで、ibusが立ち上がってもキーボードレイアウトをjpに維持できる。以下のとおり、mozc.xmlを修正する。
# vim /usr/share/ibus/component/mozc.xml

...
  <description>Mozc (Japanese Input Method)</description>
  <language>ja</language>
  <icon>/usr/share/ibus-mozc/product_icon.png</icon>
  <setup>/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=config_dialog</setup>
  <layout>jp</layout> ←この行を修正。
  <name>mozc-jp</name>
  <longname>Mozc</longname>
</engine>
</engines>
</component>

* 2015/01/10追記ここまで

日本語表示の設定
表示がうまく行っているか確認するため、とりあえず、firefoxをインストールしておく。
# pacman -S firefox firefox-i18n-ja

以下のように、日本語が表示されていれば成功。日本語も入力できるようになっているはず。ただし、デフォルトの日本語表示のままだと以下のように、フォントが汚く非常に見にくい。以下の日本語フォントのインストールと設定で、日本語をきれいに表示できるようにする。


日本語フォントのインストールとその設定。
個人的なおすすめは、otf-ipaexfontに「ビットマップとヒンティングの無効化」の設定を行ったもの。AURにある色々なフォントを試してみたが、結局この組み合わせがクセがなく綺麗な表示になる。個人的には、Macのヒラギノフォントに近い気がして見やすい。

ますば、AURからotf-ipaexfontをインストールする。
$ yaourt -S otf-ipaexfont


フォントをインストールしただけで、自動的にsanserif体のフォントとして設定される様子。したがって、特にフォントを指定する必要はなく、firefoxなどのフォントとして使われる。ただし、ipaexフォントをインストールしただけだと、小さな文字が綺麗に表示されない(この画像はipa-monaフォント)。


さらに、ビットマップとヒンティングの無効化設定することで、小さな文字まで綺麗な表示になる。まず、/etc/fonts/conf.avail/71-no-embedded-bitmaps.confに以下の設定を記入する。
# vi /etc/fonts/conf.avail/71-no-embedded-bitmaps.conf


<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">

  
    
      false
    
    
       hintnone
    
  



設定を、システム全体に有効にするために、/etc/fonts/conf.d/71-no-embedded-bitmaps.confにシンボリックリンクを貼る。
# sudo ln -s /etc/fonts/conf.avail/71-no-embedded-bitmaps.conf /etc/fonts/conf.d/71-no-embedded-bitmaps.conf


設定が有効になると、日本語が綺麗に表示されるようになる(ipaexフォントの例)。



日本語環境ができたら、ロケール環境変数をja_JP.utf8に変更する。これで、システム全体の表示に日本語が使われるようになる。
# vim /etc/locale.conf

以下の設定を、/etc/locale.confに記入。
LANG=ja_JP.utf8
LC_NUMERIC=ja_JP.utf8
LC_TIME=ja_JP.utf8
LC_MONETARY=ja_JP.utf8
LC_PAPER=ja_JP.utf8
LC_MEASUREMENT=ja_JP.utf8


ここまでの設定で、日本語表示、日本語入力までできる。基本的には不自由ない、Gnomeの日本語環境のOSに仕上がる。


参考:
[1]Beginners' Guide (日本語)

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2 件のコメント:

  1. ここにはいつもお世話になっております。


    >設定を、システム全体に有効にするために、/etc/fonts/conf.d/71-no-embedded-bitmaps.confniにシンボリックリンクを貼る。

    confniになっていますよ。

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    返信
    1. ご指摘いただきありがとうございます。
      修正させていただきました。
      今後とも、当ブログをよろしくお願いいたします!

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