2015年1月10日土曜日

packerの使い方 | Arch Linux, packer, AUR, パッケージ管理

packerを使って、AUR(Arch User Repository)パッケージを管理する方法。基本的にはpacman, yaourtと同じオプションを使っているので、ほとんど使い方には困らないと思う。packerと比較してみると、yaourtよりパッケージの検索が早い気がする。

packerのインストール
まず、/etc/pacman.confファイルの、最後の方に以下の3行を追加する。
# vim /etc/pacman.conf

...
[archlinuxfr]
SigLevel = Never
Server = http://repo.archlinux.fr/$arch

追加したら、以下のコマンドを実行して、pacmanのデータベースを更新する。
# pacman -Syy

データベースの更新ができたら、packerをインストールする。多少手間だが、以下の手順でインストールできる。まず、packerのビルドに必要なパッケージをインストールする。
# pacman -S wget git expac jshon

packerのパッケージをビルドするディレクトリを作成し移動する。
$ mkdir ~/packer
$ cd ~/packer

ソースをAURからダウンロードして、ファイル名を変更する。
# wget https://aur.archlinux.org/cgit/aur.git/plain/PKGBUILD?h=packer
$ mv PKGBUILD\?h\=packer PKGBUILD

ソースをビルドする。
$ makepkg

pacmanからインストールする。
# pacman -U packer-20150808-1-any.pkg.tar.xz

インストールに使ったファイルは不要なので、削除する。
$ cd ../
# rm -dR packer

packerでよく使うオプション
packerとyaourtのオプションで違うのが、パッケージ更新のオプション。yaourtでパッケージを更新するときは-Syuaだけど、packerの場合は-Syuでよい。packerはpacmanと同じ-Syuオプションでパッケージを更新できる。

yaourtと同じように、packerも一般ユーザでコマンドを実行する。管理者権限が必要な場合は、コマンド実行中にパスワードを聞かれる。また、パッケージの削除(-R)、インストールしたパッケージへのクエリ(-Q)はpackerからできないので、pacmanで行う。以下、packerでよく使うオプションを一応あげておく。

パッケージをインストールする(-S)
-Sでパッケージのインストールができる。
$ packer -S パッケージ名

PKGBUILDファイルの編集方法などは、yaourtと同じなのでyaourtの使い方のページを参考にする。

パッケージを検索する(-Ss)
-Ssで公式リポジトリとAURを両方検索してくれる。
$ packer -Ss 検索単語


パッケージを更新する(-Syu)
-Syuで公式パッケージとAURパッケージを両方更新してくれる。
$ packer -Syu


パッケージの情報を見る(-Si)
-Siでパッケージの情報を知ることができる。
$ packer -Si パッケージ名


参考:
[1]packer Manual Page

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