2016年11月3日木曜日

Windows 10をUEFIモードでインストール | UEFI BIOSの設定とクリーンインストールの方法

Windows 10をUEFIモードでクリーンインストール
Windows 10は、UEFIモードのインストールに対応している。UEFIモードでインストールすると、OSの起動が高速になったり、3TB以上のディスクにインストールできたりするようになる。非UEFIモードについては、レガシーモード、BIOSモードと呼ばれる。これらは、昔から使われてきた古いインストールモードである。

UEFIモードでWindows 10をインストールすると、UEFIモードでOSが起動できるようになる。インストール後に、非UEFIブートのOSをUEFIブートに切り替えることはできないので、最初のインストール時の設定が肝心。

Windows 10をUEFIモードでインストールするには、ハードウェアの対応や、UEFI BIOSの設定が必要になる。この記事では、UEFIインストールのために必要な条件やUEFI BIOSの設定方法、OSのインストール手順を解説する。


UEFIモードでインストールするメリットは?
UEFIブートすると、以下のようなメリットがある(「Windows 8.1クロスロード:第9回 UEFIサポートとセキュアブート (1/2) - @IT」より)。
セキュアブート
ブートコードなどが改ざんされていないことが保証される機能が利用できる。ブートコードを変更する操作(ウイルスなど)は禁止されるため、システムの安全性が増す。ただし、UEFI 2.3.1 Errata C 以降が必要。

2.2Tbytes以上のディスクからのブート
2.2Tbytes以上のディスクをWindows OSのシステムディスクとして利用可能になる。レガシーBIOSシステムでは、2.2Tbytes以上のディスクはデータ用ディスクとしてのみ利用可能であり、Windows OSのインストール先としては利用できなかった(2.2Tbytes以上の領域にはアクセスできなかった)。

高速なシステム起動/シャットダウン
レガシーデバイスサポート(レガシーデバイスのスキャン)などを省略し、高速なシステムの起動が可能となる。

UEFIモードでインストールするための条件
  • マザーボード: UEFI(UEFI BIOS)の搭載
  • UEFI BIOSの設定: UEFIブートを有効に設定
  • Windowsのバージョン: Windows Vista SP1以降、かつ通常64 ビット版が必要
  • インストール先のHDD(SSD): GPT(GUIDパーティションテーブル)でのパーティショニングが必要

今回Windows 10をインストールする環境
今回、Windows 10をインストールする環境は、以下の通り。
  • マザーボード: ASUS P8 Z77-M PRO
  • UEFI BIOSバージョン: 2105
  • インストール先ドライブ: SSD Crucial m4 512GB 2.5inch
  • OS: Windows 10 Home 64ビット版(DVDインストーラ)
  • インストールモード: UEFIモード

UEFI BIOSの設定
Windows 10のインストール前に、UEFI BIOSの設定を変えておく必要がある。それぞれのマザーボードによって設定の仕方が異なるが、使用しているマザーボードの説明書等を読んで、以下の説明に相当する設定方法を調べればよい。今回は、使用するマザーボード ASUS P8 Z77-M PROを例にとって、以下説明する。

まず、UEFI BIOSの設定を変えるために、UEFI BIOSの設定画面に入る。ただし、UEFI BIOSの設定が終わったら、DVDドライブからWindows 10のインストーラーDVDを起動するので、UEFI BIOSに入る前にWindows 10のインストールメディアをDVDドライブにセットしておく。

手順としては、「PC電源ON」→「すぐにDVDドライブを開けてインストールメディアを入れる」→ASUSのロゴ画面で「Delキー」を押す、となる。

UEFI BIOSの設定画面が起動すると、以下のような画面が表示される。


UEFI BIOSが起動したら、画面左下の「Advanced Mode」をクリックして、詳細な設定ができるモードに移動できる。以下の設定を、続けて行う。

SATAデバイスをAHCIモードに設定
SATAデバイスのモードにはレガシーなIDEモードと、新しいAHCIモードがある。UEFIブートするためには、SATAはAHCIモードでなければならない。RAIDを組んでいるんであれば、RAIDでもよい。

基本的にはデフォルトでACHIになっているはず。設定は、「Advancedのタブ」→「SATA Configuration」をクリックして、「SATA Configuration」メニューに移る。


「SATA Mode Selection」の項目を「AHCI」とする。デフォルトで、「AHCI」となっていた。


Secure Bootモードの解除
セキュアブートでは、ウィルスなどによるブートコードを変更する操作が禁止されるため、システムはより安全になる。しかし、セキュアブートに対応していないOSが、起動できなくなるという支障も発生させる。ここでは、セキュアブートは無効とする。

セキュアブートを無効にするために、「Bootのタブ」→「Secure Boot」をクリックしてSecure Boot menuに入る。


「OS Type」の項目を、「Other OS」に変更する。「Other OS」という表記だが、Secure Boot OFFの意味。デフォルトでは、Windows UEFI modeになってSecure BootがONになっていた。


セキュアブートを有効にしないと、OSがインストールできない場合、または、セキュアブートを有効にしてOSを起動したい場合は、「Windows UEFI mode」を選択する。もし、セキュアブートを有効にした場合は、以下のCSMモードは無効にしなければならない。


CSMモードを有効にする
Secure Bootを無効にした時は、Compatibility Support Mode (CSM) を有効にしておかなければならない。CSMを有効にしておくことで、UEFIモードでもSecure Bootに対応していないOSを起動することができる。

「Bootのタブ」を選び、「CSM」をクリックしてCSMの設定ページに移る。


「Launch CSM」の項目を「Enable」にする。デフォルトでEnableになっていた。


セキュアブートを有効にしている場合は、CSMモードを無効にする必要がある。CSMモードを無効にするには、「Launch CSM」を「Disable」に設定する。


設定の保存とインストールメディアの起動
UEFIモードで起動するには、BootデバイスをUEFIデバイスに設定しておかなければならない。設定は、「Bootのタブ」から「Boot Option Properties」の「Boot Option #1」を選択。


UEFIの表示がある「インストールメディアを入れた光学ドライブ名」を選択。#2以降の順番は重要ではない。


これで設定は終わったので、画面右上の「Exit」を選択し、「Save Changes & Reset」を選択する。すると、UEFI BIOSから抜け出し、光学ドライブからUEFIモードで、Windows 10のインストーラーが起動する。


もし、光学ドライブからWindows 10がUEFIモードで起動しなかった場合は、Boot Menuから直接インストールメディアを入れた、UEFI表示付きの光学ドライブを選択する。


Windows 10のインストール
次に、Windows 10のインストールに移る。UEFI BIOSの設定が終わり、UEFI BIOSを抜け出したら、以下のようにWindows 10のインストーラーが起動する。


まず、日本語環境の設定をする。デフォルトのままで、「次へ」をクリック。


「今すぐインストール」をクリック。


プロダクトキーを入力して、「次へ」をクリック。


「適用される通知とライセンス条項」を読んで、「同意します」にチェックして、「次へ」をクリック。


「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)(C)」をクリック。


インストールしたいドライブが選択されていることを確認して、「次へ」をクリック。


インストールが開始される。


インストールが終わると、自動的に再起動される。


「準備しています」と表示される。


「Press any key to boot from CD or DVD」と表示されるが、ここでは何もキーを押さなくてよい。


設定がめんどくさいので、「簡単設定を使う」をクリック。


しばらく待つ。


スカイプID等を設定できるが、とりあえず「この手順をスキップする」をクリック。


「ユーザー名」、「パスワード」、「パスワードのヒント」を入力して、「次へ」をクリック。


Cortanaの設定もとりあえずとばして、「後で設定する」をクリック。


「ようこそ」と表示される。


「準備をしています。PCの電源を切らないで下さい。」と表示されるので、しばらく待つ。


しばらくすると、Windows 10が起動しデスクトップが表示される。


「システム設定」から、「BIOSモード」に「UEFI」と表示されており、UEFIブートできていることが分かる。


デフォルトのパーティショニングだと、「回復パーティション」、「EFIパーティション」、「Cドライブ」の3つのパーティションが作成される。それぞれのパーティションの役割は、以下の通り。
  • 回復パーティション: Windows回復環境(Windows RE)が格納されるパーティション。OSの起動が不可能となった時などに、その原因を修復するための環境を起動するためのシステムが保管される。
  • EFIパーティション: UEFI BIOSが、UEFIブートローダやアプリケーションを起動するのに必要なパーティション。UEFIブートでは必須のパーティション。
  • Cドライブ: Windowsのシステム・データが保管されるパーティション。


また、ディスク0のプロパティを確認してみると、GPTでパーティショニングされていることが確認できる。



参考:
[1]PCハードウェア強化ラボ:第4回 2Tbytes超ディスクをシステム用ディスクとして利用する (1/3) - @IT
[2]Windows 8.1クロスロード:第9回 UEFIサポートとセキュアブート (1/2) - @IT
[3]セキュア ブートの無効化 - Windows 10 hardware dev

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1 件のコメント:

  1. UEFI有効でセキュアだけ無効にすれば良いじゃないですか?
    CSM有効だとUEFIが無効になり、その状態でOSインストールするとレガシモードになるかと。。

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